三田市にある「聖ブリージット芸術学院」は
デッサン~油絵のファインアートに加え、
中兵庫で唯一マンガ・イラストが学べる絵画塾です。
本科のマンガコースには、節目の慣例行事となっています
学院生の出版社持ち込みツアーがあります。
一生懸命作った作品は、ちゃんとプロの編集者さんに見ていただき、
作品の講評をいただいて、次回作に反映させる。
このプロセス…大事です。
持込で担当になってくださる編集者さんもいらっしゃいます。
持参した作品を新人賞に投稿し、賞をいただいた院生もいます。
さてさて
春は出会いと別れの季節…
今年の春の持ち込みツアー第一弾(3月中旬)は、
4月から大学へ進学する院生を連れて、出版社巡りをしてきました。
今回は、大手少女漫画編集部にお邪魔致しました。
ヌシも院生と同行、同席で、みなさんの厳しくも温かいご講評を直接伺うことに…
(これも毎回恒例です)
生徒のこととは言え、私も数年間近で見守ってきた身…我がことのように緊張します。
今回は、丁寧に仕上げた初作品を高く評価してくださり、3名の編集者様からお名刺をいただきました。
作品は新人賞に投稿させていただき、今後は編集者様と二人三脚で取り組むもうと、
次回作のスケジュールの話までしていただきました。
進学前に、漫画家としての道も開けて、我々もホッと一安心…
近い将来に紙面デビュー、そして連載獲得してくれるよう一同応援しています!
漫画家を夢見る全ての生徒が今回のように、トントンと進んでくれたら嬉しいのですが…やはり厳しい世界です。
狭き門なのは確かだけど、やっぱり商業誌を目指したいからチャレンジし続けて、チャンスを掴む子もいます。
一方、自分の好きな漫画を自由に描きたいなら、WEBや同人誌で活動してもいいと思います。
だけど確かなのは、プロでもアマチュアでも
作品を描き続け、どこでもいいから発表、発信し続ける…
それが漫画家だということです。
またまた
5月ゴールデンウィークが明ける頃、
春の持ち込みツアー第2弾に行ってきます。
今度はどんなドラマがあるのでしょうか。
兵庫の片田舎かから、最前線に向けて
拳にペンを握りしめ最後の最後まで、
必死で描いた思いが何方かに届いてくれますように
また、傍らで見守っていたいと思います。